患者さまにやさしい院内処方をしています
当院は整形外科ですから、多くの患者さまが体に痛みを抱え、薬局へ移動するのは大変なはずです。天候が悪いと尚更です。当院では車椅子やベビーカーをご利用の方、小さいお子さまをお連れの方にも体への負担が少なく、時間もお金も節約できる院内処方をしています。
院内処方
院内処方と院外処方
診察を受けた医療機関で、直接お薬を受け取るのが院内処方。
医療機関で処方箋を発行してもらい、調剤薬局でお薬を受け取るのが院外処方です。
- 当院では、少しでも患者さまの金銭的負担、移動や待ち時間など体への負担を減らせるように、院内処方をしています。
- 後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用も積極的に行っています。
- 「かかりつけ薬局」がある場合など、ご要望に応じて院外処方として処方箋の発行をいたします。どうぞお気軽にお申し付けください。
院内処方のメリット
金銭的負担が少ない
多くの患者さまが、医院でお薬をもらうのも、薬局でお薬をもらうのも同じ金額だろうと思っておられますが、実は医院でお薬をもらう院内処方の方が金銭的負担が少なくて済みます。院内処方と院外処方では処方の際にかかる様々な医療費に差があるためです。
| 院内処方
| 院外処方
|
処方料/処方箋料 |
420円 |
600円 |
調剤基本料 |
– |
190-450円 |
後発医薬品体制加算 |
80円 |
210-300円 |
地域支援体制加算 |
– |
100-400円 |
調剤料/調剤調製料(内服) |
110円 |
240円 |
調剤料/調剤調製料(外用) |
80円 |
100円 |
調剤管理料(8-14日分) |
– |
280円 |
服薬管理指導料 |
– |
450/590円 |
薬剤情報提供料 |
40円 |
– |
手帳加算 |
30円 |
– |
(2024年6月診療報酬改定)
※薬局によって料金・加算は異なる
(例)月2回の通院で内服薬1種類と湿布を14日分処方(お薬手帳なし)
- 院内処方の場合
お薬代+(処方料450+調剤料内服110+調剤料外用80+後発医薬品体制加算80)×2+薬剤情報提供料40
=お薬代+1420円
- 院外処方の場合
(調剤基本料1・後発医薬品体制加算1の場合の一例)
お薬代+(処方箋料600+調剤基本料450+後発医薬品体制加算300+調剤調製料内服240+調剤調製料外用100+調剤管理料280+服薬管理指導料590)×2
=お薬代+5120円
このように、同じお薬を受け取る場合でも、1ヶ月で約3000円(3割負担で約1000円)以上の差額が生じます。
また、薬局の場合、他にも加算が多数あり、用法の異なる内服薬を2種類以上処方した場合、差額はさらに大きくなります。
体への負担が少ない
薬局に行く手間や時間が節約できる
会計が一度で済む
希望により、薬の変更・追加・処方日数の調整など窓口で簡単にできる
受診のご案内
診察は予約制ではありません
ご来院いただいた順番に受付しております。お待たせしてしまう場合や、患者さまの症状や状態により診察の順番が前後する場合がございますが、何卒ご了承ください。
- 強い痛みや高熱、嘔吐、骨折が疑われる場合は、受付にお伝えください。
- 妊娠中および妊娠の可能性がある方、授乳中の方は、必ずお申し出ください。
- 受診の際は、なるべく上下に分かれた服装でお越しください。
受診の際にお持ちいただくもの
初診
- マイナ保険証または健康保険証
- 市町村から発行される医療証
- お薬手帳
- 紹介状のある方は受付時にご提出ください
再診
- 診察券(毎回)
- マイナ保険証(毎回)または健康保険証(月初めの受診の際)
- 医療証(月初めの受診の際)
- お薬手帳
保険証・医療証についての注意点
- 医療証(ひとり親医療証・こども医療証・障害者医療証など)は、マイナ保険証では確認できませんので、必ずお持ちください。
- 健康保険証の期限切れにご注意ください
- 転職などによりご加入になっている健康保険が変わった場合、新しい健康保険証を受付にご提示ください
- 住所や電話番号など保険証の内容に変更がある場合には、受付にお知らせください。
交通事故の方へ
- 交通事故で自賠責(自動車損害賠償責任保険)を使用して受診を希望される方は、来院前に保険会社へ連絡し、当院へ受診希望の旨をお伝えください。
- 保険会社より当院へ連絡がない場合は、一時的に全額自己負担となります。
- 保険会社より連絡がありましたら、ご返金させていただきます。
- 領収書を紛失してしまうと、返金ができなくなる場合がありますので、大切に保管をお願いいたします。
- 健康保険を使用して診療を受ける際は、患者さまご自身で健康保険協会に「第三者行為による傷病届」の提出をお願いいたします。
労災の方へ
- 仕事中・通勤途中のケガ・災害では、健康保険を使用することはできません。
- 職場へ報告後、受診してください。
- 職場にて労災の書類(様式第5号・6号等)の作成をお願いしてください。
- 書類を当院に提出されるまでは、一時的に全額自己負担になります。
- 書類が提出されましたら、ご返金させていただきます。
- 領収書を紛失してしまうと、返金ができなくなる場合がありますので、大切に保管をお願いいたします。
受診の流れ
STEP
受付
ご来院されましたら、マイナ保険証または健康保険証、医療証、お薬手帳、診察券をご提示ください。紹介状をお持ちの方は受付時にお渡しください。
STEP
問診票記入、待合
問診票に症状や痛みの部位などをご記入していただき、スタッフへお渡しください。
STEP
診察、検査
問診票をもとに、詳しい症状やお困りごとをお聞きします。必要に応じて、レントゲンなどの各種検査を行います。
STEP
検査結果のご説明
検査画像などを一緒に確認しながら、診断結果を詳しくご説明いたします。患者さまお一人お一人に合わせた治療方法を決定いたします。
STEP
治療、リハビリ
必要な患者さまへは、処置室やリハビリテーション室で治療・リハビリを行います。リハビリテーションは、医師の指示のもと、国家資格を持つ理学療法士がマンツーマンで、患者さまお一人お一人に合わせた治療プログラムを立案し、治療・指導いたします。リハビリは予約制です。
STEP
お会計
診察、検査、リハビリが終わりましたら、受付でお会計をお願いいたします。お会計時に、院内でお薬をお渡しします。
他院へのご紹介について
診察の結果、より専門的な治療や手術、入院が必要な場合、最適な病院へのご紹介をさせていただきます。
主なご紹介先
- 福岡徳洲会病院
- 九州中央病院
- 九州大学病院
- 福岡大学病院
- 九州医療センター
その他の病院へのご紹介もしております。患者さまのご希望や疾患の状態に応じて、一緒にご相談させていただいた上で、ご紹介先を決めさせていただきます。